多機能覆工板を活用したホームドア設置工法
東鉄工業株式会社
日綜産業株式会社
古河電気工業株式会社
株式会社堀口工業所
東日本旅客鉄道株式会社
JR 東日本コンサルタンツ株式会社
JR 東日本メカトロニクス株式会社
株式会社スパンクリートコーポレーション
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技術の概要
盛土式ホームへのホームドアの設置にあたっては、まず盛土式ホームを桁式ホーム化することになります。桁式ホーム化するには、ゴムマットを不要とした多機能覆工板を活用して、先端タイル、警告・誘導タイルを撤去した後に、仮受桁との組合せで鋼管杭部とホーム先端部を仮覆工します。
この多機能覆工板により回転圧入鋼管杭打設、横桁設置、ケーブルルート用の盛土撤去、樹脂トラフ設置、PPC板敷設などの作業が、連続的に施工可能となります。桁式ホーム化後も仮覆工方法を共通化したことで、先端タイル、警告・誘導タイル敷設などの作業の進捗に対応可能となります。また、仮覆工の撤去・復旧時間を効率化したことで、本作業時間の拡大が図れ、施工性とお客様の安全性が向上する施工法です。●施工フロー
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適用箇所
盛土式ホームにホームドアを整備する場合に適用
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特徴及び優位性
- 施工性
仮覆工の撤去・復旧時間を効率化したことで、本作業時間の拡大(20%)が図れます。また、多機能覆工板を活用することにより、擁壁・盛土撤去からPPC板敷設までの一連作業に対応が可能となり、作業の効率化が図れます。
- 工程面
ケーブルルートの仕様を樹脂トラフに変更したこと、PPC板に変更して耐力を向上させたことで、関連する作業が簡素化されたことや掘削範囲が縮小したことなどにより、作業の効率化に繫がり工程短縮が図れます。
- 安全性
仮覆工の床面はCSR基準値(滑り抵抗値)を満足させ、高さ調整機能により段差解消を図ったことで、ホーム上でのお客様の安全性が向上します。
- 経済性
多機能覆工板を活用したこと、擁壁・盛土撤去の範囲が縮小したこと、穴あきPC板(1.0m幅)からPPC板(0.7m幅)に変更となったことなどにより、ホーム柵設置の工事費が縮減されます。
- 施工性
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施工実績
- 山手線
目黒駅他16 駅ホームドア稼動
- 京浜東北線
上野・大井町・鶴見・東神奈川・王子・川口・西川口・大森・蒲田・北浦和・上中里・田端駅
- 根岸線
山手駅
- 総武緩行線
千駄ヶ谷・信濃町・代々木駅
- 横浜線
大口駅
- 山手線
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多機能覆工板の種別
●盛土式ホームの種別と数量(10m 当り)
No 名称 仕様 数量 記事 ① 多機能覆工板(ホーム先端部) 2,500×500×50mm n=3 枚/スパン 12枚 3列仕様 ② 多機能覆工板(ホーム先端部) 2,500×500・300・500×50mm 12枚 同 上 ③ 多機能覆工板(鋼管杭部) 1,100×500×50mm 6枚 ●ケーブルキャビネットの種別と数量(10m 当り)
No 名称 仕様 数量 記事 ④ 樹脂トラフ(ケーブルキャビネット350) 1,000×440×320mm 9.4枚 ホーム柵用ケーブル収納