RCフレーム工法
東日本旅客鉄道株式会社
JR東日本コンサルタンツ株式会社
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技術の概要
ラーメン高架橋の一部の径間に、鉄筋コンクリート部材で構成したラーメン構造の補強体であるRCフレームを設置することにより、高架橋全体の耐震性能を向上させる工法です。
全ての柱を補強する一般的な耐震補強工法と異なり、基礎構造も含めた設計を実施することで一部の径間のみの補強とすることができます。高架下が店舗等で利用されていた場合に本工法を用いることで、支障移転を最小限にできます。RCフレーム工法の概要図
RCフレーム工法施工事例
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適用箇所
既設柱がせん断破壊先行型でないラーメン形式の鉄道高架橋
特に、高架下空間が高密度に利用されているなど、全ての柱を補強する一般的な耐震補強工法が困難な場合
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特徴及び優位性
高架橋の一部の径間の工事のみで高架橋全体の耐震性能を向上させます。
RCフレームの仕様は、対象高架橋の構造性能や施工条件に合わせ、個別に設定することができます。
高架下が店舗等で利用されている高架橋を補強する場合に支障移転を最小限にできます。
RCフレーム内のスペースは補強工事完了後店舗等として利用可能です。
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施工実績
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ラーメン高架橋耐震補強 施工実績 5ブロック
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