鋼製パネル組立補強工法
東海旅客鉄道株式会社
株式会社大林組
日鉄エンジニアリング株式会社
ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
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技術の概要
小型・軽量の補強パネルを人力で組み立て、既設RC 柱との隙間にモルタルを充填することにより、高架橋柱やトンネル中柱の耐震補強を行う工法です。
本工法は、施工用の重機が不要で、現場での溶接・塗装作業がなく、狭隘な場所での補強工事に適しています。特に、高さ方向に分割して施工できるため、施工時間が制限されるトンネル中柱の補強工事に有効です。鉄道総合技術研究所より設計施工指針が発行されています。
日本建築総合試験所の性能証明を受けています。
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適用箇所
狭隘な箇所や近接する支障物がある高架橋柱
トンネル中柱
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特徴及び優位性
- 空間的、時間的な制約のある補強工事に適しています
(1)人力で材料の運搬・パネルの組立てが可能
(2)現場溶接・塗装が不要
新日鐵住金「スーパーダイマ」(高耐食性めっき鋼板:自己修復性あり)を使用(3)狭隘な箇所で支障物の移設を最小限にした施工、分割施工が可能
- 空間的、時間的な制約のある補強工事に適しています
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施工実績
- JR
東京駅、新横浜駅、新大阪駅、西大路駅、博多駅ほか
- 民鉄等
東急電鉄、京成電鉄、東武鉄道、京浜急行電鉄、相模鉄道、阪神電気鉄道、南海電気鉄道、阪急電鉄、東京メトロ、大阪メトロ、東京都営地下鉄 ほか
施工本数 約3653 本(2021 年4 月現在)
トンネル中柱への適用例
- JR