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コンクリート柱(電車線路用)耐震補強工法

東日本旅客鉄道株式会社

  • 技術の概要


    コンクリート柱(電車線路用)(以下、電化柱という)は、PC造のためコンクリートの圧壊が先行し脆性的な破壊形態を示します。特に、高架橋上に建植(埋め込み)された電化柱は、高架橋で増幅された地震動を受けるため、地上に建植された場合に比べ設計耐力を超え脆性的に破壊する危険性が高くなります。
    本工法は、このようなPC造の電化柱をRC化することで、変形性能を大きく改善できる耐震補強工法です。既存のコンクリート柱(電車線路用)を供用しながら施工可能で、鋼製柱などに建て替える場合に必要となる電化柱基礎の新設、既設柱の撤去作業などが不要となります。

    タイプ1

    基礎モルタルが健全な場合に、補強鉄筋を基礎モルタル内にアンカー定着するタイプ。
    アンカー定着のための削孔が必要となるため、電化柱周囲にはある程度の隙間が必要となるが、塑性ヒンジ部の耐力を補強鉄筋量で自由に設定できるメリットがある。

    タイプ2

    補強ユニット鋼管を3分割することで、基礎モルタルにアンカー定着を取らないタイプ。
    基礎モルタルにアンカー定着をとらないので、基礎モルタルの健全性に影響を受けずに施工可能。また、補強ユニットを電化柱に対して偏心配置することで、高らんとの隙間が小さい箇所でも施工可能となっている。

  • 適用箇所


    橋梁、高架橋上に建植されているコンクリート柱(電車線路用)の耐震補強工事

  • 特徴及び優位性


    1. 既存のコンクリート柱(電車線路用)の補強が可能で、建て替えが不要となります。

    2. 立て替え工事と比較して、コストは1/10程度となります。

    3. 耐力を上げずに変形性能を付与する工法なので、支持部材の補強が不要となります。

  • 施工実績


    1. 新幹線高架橋上のコンクリート柱(電車線路用)の耐震対策

      ・東北新幹線
      ・上越新幹線

    2. 在来線高架橋上のコンクリート柱(電車線路用)の耐震対策

      ・常磐線

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