低空頭先端強化型鋼管杭工法
東日本旅客鉄道株式会社
鉄建建設株式会社
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技術の概要
狭隘な線間における基礎杭の構築には、防護するための薬液注入、工事桁等の補助工法が必要となり、長い工期、多大な工事費を要しています。そこで、架空線下での施工が可能な小型杭打ち機を使用し、短尺の鋼管杭を機械式の継手で接合しながら建て込む「低空頭先端強化型鋼管杭工法」を開発、孔壁崩壊等防止のための補助工法を不要としました。
本工法は、先端杭の構造の違いにより通常タイプと周面支持力向上タイプに分類されます。周面支持力向上タイプは、杭先端部外周面に螺旋状に突起を設け、その周囲を充填固化させることにより、通常タイプに比べ杭先端部の周面支持力の向上を図ることができます。 -
適用箇所
本工法は低空頭かつ小型の杭打ち機(リーダー長は4.0m 未満、ベースマシンは0.45m3 級BH)を使用しますので、以下のような狭隘な作業条件に適しています。
線間かつ、夜間線路閉鎖間合い等の短時間施工が要求される仮設及び本設基礎杭。
軌道等近接構造物への影響が懸念される場所に施工する仮設及び本設基礎杭。
高架下や橋梁下など、空頭制限のある場所。
適用径はφ500・600・700(mm)。(これ以外の径については、お問い合わせください。)
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特徴及び優位性
薬液注入等の補助工法が必要な杭に対して、約20%のコストダウンが可能です。
補助工法が不要となり、工期短縮が可能です。
鋼管の孔壁保持機構により、軌道等の近接構造物に対する安全性が向上します。
先端杭には、通常タイプと周面支持力向上タイプがあります。
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施工実績
通常タイプ
工事件名 用途 新宿駅南口地区基盤整備 本設利用PC 工事桁基礎杭 五反田駅コスモスプラン 本設利用PC 工事桁基礎杭/橋台基礎杭 北長野・三才間北部幹線こ道橋 工事桁基礎杭 渋谷駅改良(先行) 工事桁基礎杭 新小岩駅南北自由通路整備 工事桁基礎杭 東海道貨物線横浜羽沢駅構内改修工事他 人工地盤基礎杭 御茶ノ水駅改良 工事桁基礎杭 その他17 件 人工地盤基礎杭,工事桁基礎杭等 周面支持力向上タイプ
工事件名 用途 山手線恵比寿渋谷間東急東横線地下化 本設利用PC 工事桁基礎杭 品川駅構内高輪橋架道橋改築 工事桁基礎杭 新宿駅中央盛土部改良他 工事桁基礎杭 東海道貨物線横浜羽沢駅構内改修工事他 工事桁基礎杭